「エアー・ピー・アンド・ピー(Airpnp)」をご存知だろうか? 感のいい人はもうお気づきだろう。そう、これはインターネット貸部屋仲介サイト「エア・ビー・アンド・ビー(Airbnb)」のトイレ版のアプリだ。既に新しいもの好きのニューヨーカーの間では、この〝トイレのレンタル〟アプリが話題となっている。
気になる料金は、リトルイタリーのある場所では20ドル、クイーンズのウッドサイドは1ドルとさまざまで、〝トイレ〟のオーナーが好きに金額設定をすることが可能だ。「これはペイ・フォワード(人から受けた恩義を自分も別の人にしてあげること)のようなもの。トイレに行きたいけれど、見つからず困った経験をした人も多いはず。そんな時に、このアプリを通して、人のためになれるのはいいことだ」と話す利用者。
同アプリの設立者トラビス・ローレンダインさん(31)は、「ニューヨークは大都会であるにも関わらず、公共のトイレが少ない」といい、自社アプリが人々の役に立てば嬉しいと話している。
使用方法は、まず貸し出す側のユーザーが〝貸し出し中〟ボタンをオンにする。その後、依頼が入り次第Airpnpから電話が入る。その時点でトイレを貸し出せるかの返事をし、貸し出しに至る。利用者は任意で、〝トイレのレビュー〟を書き込むことができる。
このアプリは去年2月、1837年からニューオリンズで行われている祭り「マルディグラ」の開催中に仮設トイレの設置を市が禁止したため、ローンチした。この時に、およそ2000人がダウンロードをしたという。ちなみにこの祭り、リオのカーニバルと同じくらい世界的に有名なフェスティバルの一つといわれており、セクシーなお姉さんの豊満な肉体もス・ゴ・イと評判!
この〝ピー〟アプリは主にニューオリンズとベルギーのアントワープで人気だが、ブルックリンでは100ドル以上も稼いでいる人がいる。利用者は、パーティー好きの人たちとのこと。これから注目のビジネスか?!