ロングアイランド在住の17歳がグラミー賞の一環として行われる高校生向けの音楽大会に出場することが決まり、注目を集めている。
今年で57回目となるグラミー賞は、音楽アワードの最高峰として知られると同時に、新人を発掘するイベントでもある。毎年高校生向けにプロと共に音楽のレコーディング体験を行うジャズキャンプを主催したり、質の高い音楽教育を行っている高校に1000ドルから1万ドルの奨学金を授与している。
中でも全米から選出された高校生32人によるジャズコンテストは、グラミー団体のニール・ポートナウCEOが「スターの卵を発掘する大会」と話すように、注目度が高い。優勝者は最大200万ドルの賞金を受け取ることができる。
今年この名誉ある大会に出場することになったのが、ナッソー・BOCES・ロングアイランド芸術高校に通うモリース・ジョンソンさん。今年に入って既にマイアミで行われた芸術コンテストに出場を果たしており、「2015年はよいスタートを切れた」と米紙ニュースデイのインタビューに答えている。グラミー大会にはワンテイクで収録したオペラ、ポーギー・アンド・ベスからの選曲などでコンテストに臨む。ジョンソンさんは「テレビでしか見ることができなかったプロの歌手に会えるのがとても楽しみ」と話している。