タクシーで女性客がレイプ被害 深夜のブルックリンで運転手に

 ブルックリン区で2日未明、グリーンキャブの運転手が車内で乗客をレイプするという事件が起きた。
 同区に住む33歳の女性は1日深夜、友人宅を訪ねた後、電話で呼んだタクシーが現れなかったため、通りかかったグリーンキャブに乗ったという。
 運転手のエサ・アルサイミ被告(26)は、女性客に年齢や恋人の有無を質問した後、自分の性器について話し始め、突然、人気のない道路に停車した。座席の背もたれを乗り越え後部座席に座ってきた同被告は、女性にオーラルセックスを強要した後、レイプに及んだ疑い。その後、同被告は運転席に戻り車を数ブロック走らせ、女性客に10ドルを渡しデリでたばこを買ってくるように頼んだが、女性が車から降りると、女性のバッグを後部座席に乗せたまま走り去ったという。
 被害者が警察に強盗被害として通報して間もなく、同被告はキャロルガーデンの第76分署近くの赤信号を無視し警官に止められ、「信号無視をしたのは乗客の忘れ物を届けるのに急いでいたため」と説明したが、被害者が形容した犯人像と一致したため、身柄を拘束された。調書作成のため同署を訪れた被害者は、初めてレイプについても告白した。女性による本人確認の後、アルサイミ被告は強姦罪で起訴された。
 また、同被告が不正なタクシー免許を使用していたことも明らかになっている。

photo: The Interloafer