一大ブームとなっているハンバーガーチェーン店「シェイク・シャック」が先月30日、米国市場で株式を公開し、投資家らがその動向を注視している。
健康志向が高まる中、ファストフード店のハンバーガーとはひと味違う“プチ贅沢バーガー”を販売し大流行となっている人気店。創業者のダニー・マイヤー氏がホットドッグスタンドとして2001年にスタートさせた同社はいまや全米に63店舗を展開し、中東やイギリスなど海外にも進出する人気店にまで成長した。
最近多くの飲食店が上場に成功しており、儲かるフードビジネスに注目が集まっていることを受けて、シェイク・シャックも「SHAK」の証券コードでニューヨーク証券取引所に上場した。当初、14〜16ドルでスタートした公募価格は人気が過熱したため21ドルにまで上がり、売上総額は9000万ドルに昇った。
昨年だけでも全米で900万個売れたハンバーガーは大流行となっているため、収益が期待できる同社の株に多くの投資家は注目している。シェイク・シャックの市場価格は最高6750万ドルになるだろうとブルームバーグ社は予想している。
一方で、「シェイク・シャックの上場成功の鍵は大都市以外の場所に出店しても人気が継続するかだ」とフォーブス社のブライアン・ソロモン氏が語るように、株を買う前にリスクも見極めた方がよさそうだ。