ローワーマンハッタンの公立小学校ペック・スリップ・スクールは9日、同校のランチは一切肉類を使わないベジタリアンメニューであることを発表した。
同校のマギー・シエナ校長は「野菜や豆類、全粒穀物から得られる健康効果と、食肉生産が環境に与える影響を考慮し、わが校ではランチにベジタリアンメニューを導入することを決定した」と説明し、同メニューは2013年の秋から提供していると述べた。
ベジタリアンメニューを通し食育活動を行う非営利団体コオリジョン・フォー・ヘルシースクールフードによると、ニューヨーク市ではフラッシングのP.S.244がベジタリアンランチを初めて導入し、ペック・スリップ校はこれに続く2番目の学校だという。同団体は教育局と協力して活動を進めており、公立学校でベジタリアンランチを導入するのは全国でも初めての試みだと話している。
ペック・スリップ校のPTA会長ケリー・マカリア氏は「子どもたちはひよこ豆や玄米を進んで食べ、中でもケールサラダは大好評。PTAのメンバーもランチを試食したが美味しくて健康に良いことを実感した」と生徒と保護者が共に満足していると語った。
ベジタリアンランチのプログラムは今後も市内の学校で導入を拡大する予定だという。