依存症の治療を行う非営利団体「ヘイズルデン・ベティー・フォード・ファンデーション」が12日に発表した調査結果によると、ニューヨークの大学生の3人に1人が、大麻でハイになった状態で授業を受けたことがあるという。
ニューヨーク大学卒業生の中には、大学在学中、気分がすぐれない時には大麻を吸って授業を受けたという生徒もおり、その生徒は「大麻には体力を回復させる効力がある」と語っている。また、別の卒業生は、「気分を落ち着け、集中するために吸った」と告白している。
大麻の吸引は、長期にわたりIQに悪影響を及ぼすことが最近の研究により明らかにされているが、調査対象者の35%は、大麻は脳に影響を及ぼさないと考えている。また41%が、大麻に中毒性はないと答えた。同団体の事務局長のドクター、バーバラ・キステンマッハー氏は、「大麻に中毒性はないが、若者は、大麻の吸引が、親の離婚や、虐待、死など、家庭内での問題による心の深い傷から立ち直るための助けになると考え、これに依存する可能性がある」と語っている。
調査対象者の77%が大麻を合法化すべきだと答えており、50%が合法化することで大麻が安全なものと認識されると答えている。一方。45%が、大麻の使用は、他の麻薬の使用に繋がると考えている。