ストリップクラブに住民激怒 駐車違反切符に似せた宣伝ビラ

 クイーンズ区のストリップクラブが、駐車違反の呼び出し状と見間違うような宣伝ビラを駐車中の車に配布していたことで、住民らが苦情を申し立てている。
 同区ロングアイランドシティ27丁目にあるストリップクラブ「シュガーダディーズ・ジェントルマンズクラブ」は、ニューヨーク市警察(NYPD)が発行する駐車違反の呼び出し状に似せたオレンジ色の封筒に入れた広告ビラを、道路に停めてあった車のワイパーに挟んで回った。封筒の中には、警官の制服に似たセクシーな衣装を身に付けた女性の写真入りの同店のハッピーアワーを宣伝するビラが入っていた。
 同区第2地区委員会の委員長パット・オブライエン氏は5日、「人々はこれが何だか分からず混乱した」と語った。5丁目に停めていた車に封筒を挟まれたある住民は、NYPDの呼び出し状だと勘違いし、地区会へ苦情を申し立てた。
 地区会は、NYPDへ問い合わせの電話を入れた後、これが広告であることに気付いたという。2009年には、市議会議員候補として出馬していたジョー・ナーディエロさんが、選挙運動の宣伝のため、駐車違反の呼び出し状に似せた封筒を車のワイパーに挟み、政治的大失態だと騒がれたことがある。