厳冬続くニューヨーク ブルックリン区で凍死者も

 バレンタイン・デーとプレジデント・デーだった週末で始まった今週のニューヨークは、凍てつくような寒さで包まれた。
 プレジデント・デーの月曜には最低気温の記録こそ更新しなかったものの、月曜朝7時半ごろのセントラル・パークで、気温華氏3度(摂氏およそマイナス16度)を記録した。また同時刻ごろ、ブルックリン区コニーアイランドのボードウォークでは男性の遺体が発見された。すぐ近くに住んでいた77歳の中華系アジア人男性の死亡がその場で確認され、目立った外傷はなく低体温症による凍死と見られている。男性の妻によると、前日にチャイナタウンに友人に会いに行くと出て行ったきり戻る予定の夕方になっても帰宅せず、なぜボードウォークへ行ったのかはよく分からないという。
 また、気温が華氏10度(およそ摂氏マイナス12度)から20度(マイナス6度)台が続くと、311(市の苦情受付ダイヤル)への暖房とお湯に関する通報が3倍になるというデータがある。
 日曜日には最高気温華氏40度(摂氏およそ4度)ほどになるとの予報があるが、まだまだ油断ならない日が続きそうだ。