クイーンズ区ジャマイカに旅行者をターゲットとしたビジネスホテルが複数建設されることが決まり、注目を浴びている。
今までホテルはロングアイランドやフラッシングに密集していたが、新たなホテル事業を展開する場所としてジャマイカに白羽の矢が立てられた。ジャマイカはジョン・F・ケネディ国際空港のエアトレインサービスが2003年に始動して以来、空港とマンハッタンを繋ぐ場所として多くの旅行者が利用しており、「新たなホテル建設地としては一番ホットな場所だ」とクイーンズ経済発展局のロブ・マッケイ氏は話している。
ホテルはシェラトンやマリオット系列のフェアフィールドを含む7つが建設される予定で、その部屋数は1000室にものぼるという。エアトレイン駅の真向かいにヒルトンホテルを建設する案も出されており、その一方で価格が手頃なホテルも建てられる。
こうしたホテル事業の拡大は一昔前まで治安が悪かったクイーンズ区の犯罪率低下にも貢献している。ジャマイカ発展法人のカーリスリー・ターワリー代表は「ジョン・F・ケネディ空港の利用者が気軽に使える便利なホテルを建設することでジャマイカにもっと多くの人を呼び込めたら」と述べた。