長い歴史を持つドッグショー「ウエストミンスター・ケンネルクラブ・ドッグショー」が16日より2日間にわたりマディソン・スクエア・ガーデン行われた。今年はカナダのブリティッシュ・コロンビア州から出場した4歳のビーグル犬「ミス・ピー」が17日に、最高賞「ベスト・イン・ショー」を獲得し、海外14カ国と全米から集まった2711匹の犬の頂点に立った。
ミス・ピーは登録名「タシタンズ・ルッキン・フォー・トラブル」といい優秀な血統を受け継ぐ犬で、過去の同ショーでミス・ピー以外に優勝した唯一のビーグル犬ウノの兄弟の孫にあたる。ハンドラーを勤めたウィル・アレクサンダー氏は「決してミスをしないし、期待を裏切ることはない犬だ」と感想を述べ、ミス・ピーは今年を最後に引退することを公表した。
2位は、長くてまっすぐな毛が特徴のスカイテリア犬「チャーリー」だった。また、一時首位となり注目を浴びていたのは、オバマ大統領の飼い犬「サニー」のいとこにあたるポルトガル・ウオーター・ドッグの「マティス」。マティスの共同所有者の1人、ミラン・リントさんは「2匹はとてもよく似ていて一目で親戚同士だとわかる。マティスは間違いなく最高の犬だ」と米メディアに語っている。