検索エンジンおよびインターネット関連サービス大手の「グーグル社(Google)」が9月から、子ども向けのコンピュータープログラミングのクラスを開催する。
「CSファースト」と呼ばれるクラスは、子供達にSTEM(科学、技術、工学、数学)の分野への参加を促進するというニューヨーク市が進める計画の一環で、10万人以上の子ども達が参加することが予想されている。これは9歳から14歳までの子供達を対象とするもので、授業料は無料。市内5区の857の放課後プログラムに申し込みを済ませた生徒であれば誰でも参加でき、授業は放課後に行われる。
クラスでは、コンピューターサイエンスについて学びながら、各自でオリジナルのストーリーやゲーム、アニメーションなどを作成する。同様のクラスは、米国内30州で既に実施されている。市でも、試験的クラスが昨年12月から開始されており、1200人の生徒達がすでに同社のコンピューター教材を使い、プログラミングの方法を学んでいる。
同社の対外部門部長のウィリアム・フロイド氏は、「子ども達にテクノロジーを教授することは同社の主要な使命であり、世界中の子ども達に、テクノロジーをただ単に使用するだけでなく、自らの手で作り出すという気持ちを喚起させたい」と語っている。