過去2年間に2件の交通死亡事故が起きたことを受け、クイーンズ区とブルックリン区の境界にあたるリッジウッドとブッシュウィック地区で今年春、バス路線の変更が行われる予定であるという。
路線変更が行われるのは、ワイコフ・アベニュー、マートル・アベニュー、パルメット・ストリートの3つの道路が交差する6差路を走るニューヨーク都市交通局(MTA)の6路線のうちのQ58とB26。Q58は現在、パトナム・アベニューからワイコフ・アベニューで右折し、パルメット・ストリートを右折するが、新ルートでは、パトナム・アベニューからワイコフ・アベニューで右折せず、次のリッジウッド・プレイスで右折する。
B26も現在、ワイコフ・アベニューからパルメット・ストリートへ向かうルートを走っているが、同様に、リッジウッド・プレイスを利用することになる。
同交差点では2013年、エラ・バンデスさん(当時23)がMTAのバスにひかれて死亡する事故が起きており、DOT(市交通局)が横断歩道を明るい色に塗り替えたり、車両のターンを禁止するなどの対策を実行してきた。だが昨年秋、同じ交差点で男性がMTAバスにひかれ死亡する事故が起きたため、さらなる早急な対応が求められた。