「白と金」「いや青と黒」画像共有サイトのタンブラー(Tumblr)に25日投稿されたドレスの色を巡ってこの週末、世界中で大論争が巻き起こった。
写真の投稿者はスコットランド在住の歌手ケイトリン・マクニールさん。友人の結婚式で演奏を頼まれ、たまたま花嫁の母親から当日着用するドレスの写真を見せられた。これをバンドの仲間に見せたところ「白と金だ」「青と黒に見える」と意見が分かれ大騒ぎとなり写真の投稿を決めたという。
マクニールさんは写真について「モニターを見る角度によるとか画面を傾けると色が変化するという人もいるがそうではない。白と金だという人に、実際は青と黒のドレスだと伝えるととても驚いた」とコメント。
投稿後たった1日でこのドレスは世界中に広まり、セレブも加わる大論争となった。ニューヨーク市の観光大使であり、人気歌手のテイラー・スウィフトさんは「どう見ても青と黒」とツイート、キム・カーダシアンさんは「私は白と金に見えるけど、カニエは黒と青だという。色盲はどっち?」と夫婦で違う意見となったことをツイートした。
色の見え方の違いについて、ニューヨーク市のマウントサイナイ病院眼科医のリーナ・ガーグ医師は「人間は眼の奥の網膜にある錐体で光を集め色を感じているが、この反応には個人差がある。光の量に応じて色の認識は変化するが、今回の写真は光の量を判断する際脳に混乱が起きやすい画像だったと考えられる」と話している。