人気ランジェリーブランド「ヴィクトリアズ・シークレット(VS)」の看板モデルを務める〝エンジェル〟たち。ハイディ・クルムやミランダ・カーなど、同ブランドのショーをきっかけにブレイクしたモデルも多いが、最近8人いるエンジェルのうち2人が卒業していたという。
卒業を発表したのはオランダ・フリースラント州出身のドウツェン・クロース(30)とイリノイ州シカゴ出身のカーリー・クロス(22)。2008年から契約していたドウツェンは、ヨーロッパで大きな仕事がありVSとの両立が困難になった、また13年にエンジェルに昇格したばかりのカーリーは、大学進学を考えての自主退任、という理由から卒業に至ったという。
しかし業界内では、エンジェルモデルたちのギャラの安さが本当の退任理由だとの噂が浮上。初めは4人だったエンジェルたちも、今や倍の8人に。そしてギャラも8分割なのだとか。ベテランエンジェルのアドリアナ・リマやアレッサンドラ・アンブロジオも以前は何百万ドルという高額の契約を結んでいたものの、現在は数十万ドル程になったと関係者は明かしている。
両者の卒業に伴い同ブランドのディレクター、エド・ラゼック氏はUsウィークリー誌の取材に対し、「カーリーとは話し、彼女の将来を考え泣く泣く卒業を認めた。また私にとって彼女たちは永遠にエンジェルだ」と語っている。
世の女性たちの憧れとなってきたポジションだが、モデルの増加でそれぞれ価値の下げ合いにならないよう気をつけて欲しいものだ。