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世界3大サーカスのひとつ「リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカス」の親会社は5日、長く親しまれてきたゾウの曲芸を今後徐々に減らし、2018年までに完全に取りやめることを決めた。
同サーカスのケネス・フェルド社長は、今回の決定について「ゾウの曲芸については、全米各地でこれを禁止とする規則や条例が次々施行されている。プログラムの実施が難しくなっているうえ、我々が動物虐待を行っていないことを立証する訴訟費用も莫大であるため諦めざるを得なくなった」とAP通信に対し、述べている。
また昨年2月には、セントラルパークの馬車反対運動で有名になった動物愛護団体NYCLASSが、サーカスでの動物使用禁止をニューヨーク市に求める運動を行ったが、同様に動物の曲芸は虐待にあたるとする声は各地で上がっていたという。こうした動きを背景に「ゾウが団員と長旅をし、曲芸をすることに好意的ではない観客が増えてきた」とする同サーカスのアラナ・フェルド副社長は、今回の決定は時代の流れでもあると述べた。
同サーカスはフロリダの飼育園で29頭のゾウを飼育しており、うち13頭は18年までサーカスとツアーに出る予定。
最年長は69歳のマイソア、最年少はこの夏2歳になるマイクで、飼育には一頭あたり年6万5000ドルの費用がかかるとされている。
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