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ニュージャージー州議会は3日、狩猟範囲の拡大や狩猟期の延長など、熊狩りの規定を大幅に拡大する法案を可決した。
現在州では、熊の狩猟期は12月の1週間に限られているが、同法案が法制化されると、熊が冬眠に入る前の10月にも、6日間の狩猟期が設けられる。12月の狩猟期終了までに、全生息数の5分の1を駆除できなかった場合は、さらに4日間の延長が認められるという。ハンタードン、サマセット、モリス、パセーイク郡のこれまで狩猟が禁止されていた一部の地域での狩猟も解禁となる。また狩猟期前半には、弓矢の使用も許可されるようになる。
熊猟は2010年から開始されたが、猟により駆除される熊の数を繁殖数が上回り、熊の数は増える一方であった。ニュージャージー州環境保護局(DEP)によると、09年〜13年の間に、ハンタードン、サマセット、モンマス、マーサー、バーリントン郡で、黒熊の目撃情報と苦情が大幅に増加しているため、熊の数を押さえるには更なる熊狩りが必要となったという。
州の生物学者によると、現在、同州南西部に生息する熊の数は3500〜4000頭と推定され、熊の生息地は、徐々に南東に拡大されているという。
8対0の満場一致で可決された同法案は、民間の意見を聴取する60日間の公示期間を経た後、州環境保護委員会の承認が必要となる。
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