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ニューヨーク市の行政総合窓口311がこのほど12周年を迎え、同市が発表したデータによると、受付件数がもっとも多かったのは騒音に関する苦情の340万件であることが分かった。また2番目に多いのは大家に対する苦情、以前に要請したサービスの最新状況の問い合わせ、水道から熱湯が出ない、暖房が使えないなどの苦情が続いた。
ニューヨーク市のホットライン311は、警察・消防への通報を必要とする緊急事項以外の、すべての行政サービスに関する問題に対応する窓口で、先週記念すべき2億件目の電話を受け付けたばかり。ビル・デ・ブラシオ市長はこれを受け「成功している証しだ」と称賛し、オペレーターらをねぎらった。
同市の〝何でも受付窓口〟としてすっかり定着した同ホットラインは、訓練を受けたオペレーターが、受け付け事項の内容を判断し最適な部門へと繋いでくれる。先月、厳しい寒さの中、体調の悪そうなホームレスの男性を出勤途中に見かけた女性が、直ちに311へ通報した。電話を受けたオペレーターは救助の手配を行い、一時間後にこの女性は男性が病院へ運ばれたとの通知を受けたという。
同サービスの責任者シャリーム・トンプソン氏は「311はソーシャルメディアの活用やモバイル機器との連携を進めており、市民にも好評だ。今後もさらなる改善に努めたい」と話している。
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