NY州のトップスクール 高レベルの大学院市内に集中

全米大学院総合ランキングで4位にランクインしたコロンビア大学


 今月10日付のUSニュース&ワールドレポート誌が発表した「2016年度全米大学院ランキング」によると、ニューヨーク州のビジネススクール部門で、ニューヨーク市のコロンビア大学とニューヨーク大学(NYU)が首位にランクインした。公立では、ニューヨーク市立大学(CUNY)バルーク校とニューヨーク州立大学(SUNY)バッファロー校が10位以内にランクインしている。 
 全米のビジネススクール部門では、スタンフォード大学のビジネス大学院が首位で、ハーバード・ビジネススクール、ペンシルバニア大学ウォートン・スクールがこれに続く。コロンビア大学は8位で、NYUは11位だった。
 法科大学院部門の全米ランキングではイェール大学が、医学部門ではハーバード大学が首位となった。同ランキングは、同誌のスタッフが各大学の院生の全国統一テストの成績、就職状況やその他の基準を分析し、作成したもの。
 大学院評議会によると、12年〜13年の学年度に、米国市民の大学院入学者数が初めてわずかに減少したという。ピュー・リサーチセンターの分析によると、修士課程を卒業した若者の平均月収は、学士過程だけの者を上回るという。同誌のデータ戦略担当者ボブ・モース氏は、「大学院を卒業すれば高給はとれるが、相当な時間と費用がかかる」と語っている。