15日から始まったジョン・F・ケネディー国際空港(JFK)の滑走路工事と強風の影響で滑走路が1本しか使用できない状況が重なり、飛行機の遅延が続き利用客の不満が高まっている。
ニューヨーク・ニュージャージー港湾局(PA)のロン・マルシコ氏によると、JFKでは普段4つの滑走路を飛行機の離着陸に使用しているが、現在執り行われている工事で滑走路が1つ閉鎖され、そこに強風の風向きも影響し、他の2本も閉鎖されているという。滑走路の工事は超大型旅客機の離着陸にも余裕を持たせるため、滑走路を延長し、長さを確保するために行われている。
しかし、この工事の影響で飛行機の遅延が続出しており、17日に4時間もの待機を余儀なくされたジェットブルーの利用者はソーシャルメディアを通して不満の声を発信し、乗客の一人、クリス・ピーターさんは「30分のはずだったストップオーバーが4時間になった」とツイッターに投稿した。飛行機の遅延は18日も続き、乗客からの不満が爆発した。
ジェットブルーは迷惑をかけたことを謝罪しながらも、「滑走路工事は飛行機の離着陸を効率よくするもの」と現在の遅延は一時的なものだと説明し、理解を求めた。なお、滑走路の工事はあと40日間行われる予定。