今冬厳しい寒さと幾度にも重なる降雪に見舞われたニューヨークの道路には例年を上回る数のくぼみができ、12月から作業員が修復してきたくぼみはおよそ15万個に上ることが分かった。
全米自動車協会のロバート・シンクレア氏が「低い気温と凍結、解凍の繰り返しが主な原因だろう」と話すように、氷点下を下回った日が77日あった今冬の低い気温が道路の表面を傷つけ、陥没したようだ。
昨年の同時期はおよそ20万個のくぼみが修復されていたが、今シーズンは2014年だけでも49万個が修復され、今月に入ってからは9日〜15日までの間にさらに3万個が修復された。
クイーンズ区で修復を必要としたくぼみは5万個と5つの地区で一番多く、次にブルックリン区が4万個、ブロンクス区が2万7000個、マンハッタン区が2万個、スタテン島が1万8000個と続いた。
しかし、シンクレア氏は「今まで道路のくぼみはトラックが通る高速道路などで見られていたのに、今年は一般道路にも現れているため心配だ」と話しており、スタテン島の地区長、ジェームズ・オッド氏も「単にくぼみを埋めるだけでは根本的な解決につながっていない。市は完全なる道路の再舗装を実施するべきだ」と話した。