ニューヨーク市衛生局は23日、市の認可を受けたデイケアセンターの新規定を発表した。規定の変更は今月初めに同局により承認されていた。
子どもの肥満率の減少を目的とした新規制では、デイケアセンターで2歳未満の幼児にジュースを与えることを禁じ、1日に与えてもよいジュースの量は4オンスまでと定められている。また、ジュースは100%天然果汁に限られる。従来の規定では、8カ月以上の幼児には6オンスの100%天然果汁ジュースを与えることが許可されていた。
また、座って遊ぶ時間は1日に30分未満となり、テレビを見ることが可能な時間は週に1回、30分間のみとなった。これまでは、テレビを見たり、iPadなどを使って遊べる時間が1日に1時間あったが、これには昼寝や読書、パズル、お絵かきの時間は座って遊ぶ時間に含まれない。
保護者の反応は様々で、「テレビにも教育に良い番組はあり、すべてのジュースが体に悪いわけではない」と、新規定を厳し過ぎると批判する人もいれば、「テレビを見せるためにデイケアセンターに送っているのではない」と新規定を歓迎する声も聞かれる。
2011年の市の記録によると、低所得者層の3歳児の15%および4歳児の17%が肥満基準に該当している。
在宅デイケアは、州の規制を受けるため、新規定の対象とならない。