ニューヨーク市のビル・デ・ブラシオ市長は24日、およそ2億ドルをかけ、クイーンズ区のウッドヘイブン・ブールバード(南部はクロス・ベイ・ブールバード)に14マイル(約22.5キロ)のバス路線を開設することを発表した。
同区北部のウッドサイドから、南部沿岸地域のロッカウェーを結ぶ新しい路線には、バス専用レーン、乗車前に支払いを済ませることができるバスの料金精算機、信号機にバスが近づくと青信号に変わるワイヤレス技術を採用し、運行のスピード化を促す。また路線中間部の6マイルの区間では、同エリアを通過するだけの直進車両と同エリアで右左折する車両とでレーンを分け、自動車用レーンの間に樹木を植えた幅の広いバス停を設置するなど、大々的な変化が予定されている。
工事は2017年より開始予定で、1年間で完成する見込み。米上院議員チャールズ・シューマー氏は、連邦補助金を要請することを約束した。
新路線は、現在約3万人が利用するQ52および53路線と同じルートを運行し、地下鉄A、E、F、J、Z、M、R、7の駅に接続する。市の他の地域でもセレクトバスサービスが採用されているが、バス利用時間が15~23%短縮され、利用者数が10%増加しているという。