警官兼牧師が強姦罪で起訴 未成年者と性的関係の疑い

 ニューヨーク市警察(NYPD)の警官で牧師も兼ねる男が24日夜、教会の青少年プログラムで知り合った未成年の少女と性的関係を持った疑いで、ブロンクス区の刑事裁判所に起訴された。
 NYPD第46分署の警官ウラジミール・ソーサ被告(38)は、牧師として所属する同区トレモント東180丁目のイグレシア・メトディスタ・リブレ・エル・リマネンテ教会で16歳の少女と出会い、昨年約7カ月間にわたり少女と恋愛関係となり、同被告のアパートで合意の上で3回の性的関係をもった疑いがもたれている。
 少女の母親が先月、少女の携帯電話に残されたメッセージを読み、問いただしたところ、少女が関係を認めたため、警察に連絡した。NYPDの内部調査課は同日朝、同被告が母親と暮らすアパートを訪れ事情聴衆を行った。
 ソーサ被告は同日夜に逮捕され、第3級強姦罪、性的違法行為、未成年を危険にさらしたとして起訴されたが、罪状認否での自己誓約により、保釈金なしで釈放された。
 ノースカロライナ州のユナイテッド・クリスチャン大学で神学を学んだソーサ被告は、同教会に所属しているが、大抵は他の教会へ説教に回っているという。同被告の代理人弁護士は、少女の証言を裏付ける物的証拠はなく、ソーサ被告が少女と2人きりで同じ部屋にいたことは無かったと主張している。