「NYを守るニャー」 FDNYのネコ・インスタが人気

 火事や事件から街を守るニューヨーク市消防局(FDNY)。常に危険と隣り合わせである消防士という仕事にはストレスがつきものだが、マンハッタン区ミッドタウンのラダー24とヨークビルのタワー・ラダー13には、消防士たちの心を癒すキャラクターたちがいるようだ。それは2匹のネコで、どちらの消防署もこのネコをメインに据えたインスタグラムを開設している。
 24所属なのは、ブギー。現在のところ、10296フォロワーを獲得している。全体は黒で、靴下を履いているような足元の白がキュートなネコだ。インスタグラムのプロフィール写真では、FDNYの消防帽をかぶっている。消防士たちの帰りを待っているのか、心配そうに外を眺める様子や、待機したりレポートを書いたりするオフィスの机にお邪魔してノートをのぞきこむなどの、ネコ好きなら“キュン死”確実の写真が目白押しだ。
 13所属なのは、キャーロー。キャーローのフォロワーは16070人となっている。濃いのと薄い茶色と白の三毛猫で、口元が薄い茶色の模様になっているため、シブい口ヒゲが生えているように見える。ラジオ無線を聞いている様子や、爪とぎなのか消防車のタイヤに足をかけて伸びをする、こちらも“萌え萌え”写真が満載だ。
 FDNYの広報担当者は、“詳細を把握していないのでコメントできない”としているが、消防士資格試験をせずに消防署の仲間になった2匹の存在は、まもなく広報担当者の耳に入るだろう。

13所属のキャーロー instagram.com/carlow_fdny_cat/より