5日間の記者体験が終了 GCP In NY

緊張しながらもプレゼンを行う生徒たち


 この4月から高校に進学する日本の中学3年生を対象とした海外研修プログラム「第2回グローバル・チャレンジ・プログラム In NY」(主催:H.I.S., 企画:コアネット教育総合研究所)の最終日である3月28日、同プログラムの総まとめとして、参加した22人の生徒たちによるプレゼンテーションが行われた。
 ミッドタウンウエストのグローバル・ラボで行われたプレゼンテーションは、参加者である生徒達がニューヨーク滞在5日間で新聞記者として訪問した日系/現地企業、またコロンビア大学、国連ツアーを独自の目線で取材し、記事にして発表するというもの。世界の最先端都市で活躍する人々の話を聞き、実際に現場の空気を感じることで、生徒達は日本国内では体験できないグローバルな世界を垣間見ることができた。
 自分たちで企画した自由取材では、街頭でニューヨーカーに「日本について知っていること」をインタビューしたり、現地の名門高校を訪問するなど積極的に記者として情報を収集し、日米を比較した。米国で日本の弁当を販売する「べんとおん」を取材したチームは、「異国の地で日本の文化である弁当を人々に広めていることに感動した」と述べた。

目を瞑って指を挙げて答える「質問ゲーム」。「自分はチームに貢献できた?」


 どのグループも初めて目にする〝生きた〟企業に驚きの連続だったが、締め切りの直前まで意見を交わし合い、プレゼンテーションでは各グループが取材を通して気付いたこと、感銘を受けた点などを慣れないパワーポイントにまとめて発表、すべての力を出し切った。
 企業訪問でPWCを訪れた本庄東高等学校付属中等部の山下千怜(やました・ちさと)さんは、「はじめはどんな会社かわからなかったが、様々な会社の縁の下の力持ちとなりビジネスを支えていることを知って、とても刺激を受けた」と語った。