ニューヨーク市運輸局(DOT)は3月27日、速度違反監視カメラによる取り締まりを1月16日に開始して以来、学校周辺での速度違反を1万1715件検挙したと発表した。
同局は、制限速度を10マイル以上超えて走行する車両を検挙するた、め、ブロンクス、ブルックリン、クイーンズ区、スタテン島の、学校から0.25マイル(約400m)以内にある交通事故多発地点にカメラを設置し取り締まりを行った。
同サイトによると、学校周辺にカメラが設置される期間は数日~数週間と様々であるが、カメラが使用できる時間帯は午前7時〜午後4時10分までとニューヨーク州法で定められているという。州は同局に20台のカメラの使用を承認したが、まだ5台しか使用されていない。
カメラの導入以来、もっとも多くの速度違反が見つかったのは、クイーンズ区ウッドサイドの公立第11校と第125中学校に近いクイーンズブルバード西行きの53~58丁目の間で、近隣の住民は取り締まりを歓迎している。
監視カメラによる速度違反の取り締まりは、学童の安全だけでなく、1件50ドルの罰金により、市に58万5750ドルの歳入をもたらすことが推定されている。
同様のカメラを導入している他都市では、速度違反による交通事故が激減しているという。