線路に鉄製異物で閃光 ブルックリン区を走るC線駅で

 2日にブルックリン区を走る地下鉄C線がノストランド駅のプラットホームに入った直後、線路内にあったと見られる異物に衝突し、大きな火花を散らして運行が中断する騒ぎが起きたという。
 ニューヨーク州都市交通局(MTA)によると、この衝突が起きたのは2日の午前8時頃。朝のラッシュアワーの時間帯に1時間以上運行が停止したという。この衝突の様子が動画に収められており、この動画を最初に報じたニュースサイト、ゴッサミストによると、動画をフェイスブックにアップロードした人物は、10代と思われる若者が鉄製の看板を線路に置いてこの衝突が起きた、とコメントしているという。動画には異物が置かれた様子などは写っておらず、衝突の瞬間と火花だけが克明に事故の衝撃を物語っている。
 デイリーニュース紙が報じた警察の証言によると、この動画は2日に録画されたもので、この動画とコメントによって警察が捜査チームを結成することになったという。
 MTAの担当者は、「もしもこれが単なる事故でなく、故意による事件なのだとしたら、多大な被害を出した人物に責任をとってもらう。警察と協力し原因究明に努めている」と述べている。