今回は、アメリカ移民帰化局（USCIS）の窓口との面会をオンライン予約できるサービス「InfoPass（インフォパス）」についてお話しします。
申請中のビザや、その他USCISのサービスについて質問がある場合、このサービスを通して、同局の係官と面会予約をすることが可能です。内容は、インフォパスを通して米国市民権、永住権（グリーンカード）、家族用の永住権申請、そして幼少期移民者のための救済措置プログラム（Deferred Action）についての質問を行えます。ただし、Deferred Actionに関しては、既に申請を提出している方からの質問は受け付けていません。
予約システムのウェブサイトは、https://infopass.uscis.gov/です。
面接予約を行うには、まず希望の言語を選び、”Make your appointment with INFOPASS”をクリック。言語は、英語・スペイン語・中国語・韓国語など12カ国語から選択できますが、残念ながらまだ日本語はありません。次に、米国居住の郵便番号を入力（国外に住んでいる場合は国名を選択）、今回の面接が必要な理由を選びます。例えば、申請中のケースについての質問、永住権の許可が下りているが永住権カードが届いていないなど。そして、個人情報を入力するページに移ったら、名前、生年月日などの必要事項を入力します。すると、現在予約可能な日程が示されたカレンダーが表示されるので、希望日、時間を選択し最終確認ページの下にある“Schedule”をクリックして予約完了となります。
予約が完了すると、電子予約通知（Electronic Appointment Notice）と画面に表示されますので、印刷もしくは受理番号（Receipt Number）および予約日時と場所を必ず紙に書き留めてください。追加書類を持参する必要がある、などの追加情報が電子予約通知に記されている場合があるので、注意して読みましょう。
通常の面接には、電子予約通知、有効な身分証明書（免許書、パスポートなど）、そして申請中のUSCISフォーム、レシート、翻訳、原本などを持参します。面接予約を変更したりキャンセルする場合も、同じくこのウェブサイトから行うことができます。
※このコラムは、クライアントからの質問を一般的に書き換えたものです。読者のお役に立てればと思いますが、あくまでも一般的なケースであって法的なアドバイスが必要な方は専門家にご相談ください。
ミチコ・グレース・ノーウィッキ
アイナ法律事務所（‘Aina Law Office）
バイリンガル弁護士。移民法が専門。
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