スター選手、ティエリ・アンリの引退、マイク・ペットクコーチの解任、チームの大改造などここ最近立て続けに問題に直面していたサッカーメジャーリーグ所属のニューヨーク・レッドブルズがシーズンを好スタートさせ、注目を浴びている。
シーズン開始以来、2勝3引き分けで勝ち点を7とし、現在東地区首位に立っているレッドブルズ。シーズン開始早々首位に立ったのは2007年以来8年ぶりで、スター選手の引退やコーチの解任など問題が続いたレッドブルズは不振に陥るのでは、との予想がされていたため、サッカー界に驚きが広がっている。
この好調ぶりを支えているのは相手にプレッシャーを与える新戦術だ。ボールを追い続け、プレッシャーを与えることでラインを高く保ち、ディフェンダーの負担を軽減することができるという。「プレッシャーを与えることで相手に準備する時間を与えず、ラインがあがったことによりプレーに余裕が出てきた」とディフェンダーのクリス・ドバース選手は話す。ゴールキーパーのルイス・ロブレス選手も「シーズンが進むにつれて自分たちの戦術を研究しマークされるようになるだろうが、ピッチ上だけでなく、ロッカールームでも見られる選手たちの強い覚悟と自信はわれわれのプレーに反映されると思う」と話した。