シリアで戦闘を続けるイスラム教スンニ派の過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に参加するため、渡航を企て2月に逮捕された3人の男に続き、活動資金を集めていたブルックリン区に住む男が6日、同区の連邦地方裁判所に起訴された。
ウズベキスタン出身のディルクハヨット・カシモフ被告(26)は、カザフスタン出身のアフロー・サイダクメトフ被告(19)がシリア到着後に使う支援金として1600ドル以上を複数の人間から集めた疑いがもたれている。
カシモフ被告は2月25日、イスタンブールへ向かうため、ジョン・F・ケネディー国際空港にいたサイダクメトフ被告が逮捕される直前に、金を渡したもよう。また、過激なジハードに参加を勧めるEメールを複数の人間宛に送っており、外国人戦闘員のシリアへの渡航を促進する役割を担っていたものと考えられている。カシモフ被告は、テロ組織に物質的な支援を行った共謀および未遂の罪で起訴された。
サイダクメトフ被告とウズベキスタン出身のアブドラスル・ジェラボエフ被告(24)およびアブロル・ハビボブ被告(30)は3月13日、カシモフ被告と同じ罪状で起訴され、無罪を主張している。