気温が下がれば下がるほど、性能が落ちると言われているバッテリー。さらに、冬の間はバッテリーにかかる負荷がかなり大きいです。外出する機会が減り、十分な充電期間が取れなかったり、暖房やオーディオでフル稼動させていれば、春になる頃にはかなり弱まっています。気温が上がってきた頃に「エアコンが効かない!」などということにならないように、オイル交換の時に一緒にバッテリーチェックをお願いしてください。もしくは個人向けのバッテリーチェッカーも高くはありませんので、購入しておいてシーズンの変わり目にチェックしてみるのも、工場へ持ち込む手間が省けて良いかもしれませんね。
次に、バッテリーがあがってしまった際のケーブルの接続方法を紹介します。ロードサービスのデータによれば、特に寒い時期の路上トラブルの1位が断トツで「バッテリーの過放電」です。バッテリーがあがった際の対処法を知っておいて損はないので、メカが苦手な方も目を通してみてください。
1.車の配置(故障車と救援車のバッテリーの位置を確認し2つのバッテリーがもっとも近くなるよう車を配置)
2.故障車のプラス端子に赤いケーブルを接続
3.救援車のプラス側に赤コードを接続
4.救援者に黒コードを接続(※黒コードは救援車から先に接続してください)
5.故障車に黒いコードを接続
6.故障車のエンジン始動をトライ
7.エンジンがかかったら、故障車、救援車の順にマイナス(黒)の取り外し
8.救援車、故障車の順番でプラス(赤)の取り外し
で完了となります。順番に気をつけながらやれば、どなたでもできますのでご安心ください。
救援車が無い場合に備え、非常用のバッテリーパックも、COSTCOなどで100ドル以下で売っていますので、備えておいても良いかもしれません。このバッテリーパックは災害時やキャンプの時などの屋外での携帯用電源となる他、照明機能、また自動車タイヤやボール、浮き輪やゴムボートなどの空気入れ機能なども兼ね備えておりますので、車のためだけではなく、一家に一台あっても損にはならない代物です。
プロフィール
大塚 洋一
2004年に(株)ガリバーインターナショナル入社。対企業向けのコンサルティング営業部スーパーバイザーを経て、06年に直営店舗事業部へ転属。日米で店長を経験し、現在に至る。豊富な知識と丁寧な接客に定評あり。緊急時や時間外も対応で心強い。
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