2日に地下鉄C線内に鉄製の異物が置かれ、小さな爆発が起きて地下鉄の運行に影響が出た事件で7日、キーショーン・ブラウン容疑者(16)が器物破損、放火などの罪で逮捕されていたことが分かった。同時にこのブラウン容疑者が、MTA(ニューヨーク市都市交通局)職員の息子であり、鉄道ファンであることも分かっている。
2日の地下鉄線路での出来事は動画に収められており、10代と見られる若者の仕業、というコメントとともにアップロードされていた。投稿者の詳細は分かっていないものの、この人物の見立ては正しく、ブラウン容疑者が地下鉄の方向を示す古い看板を故意に線路内に置き去りにし、地下鉄C線がブルックリン区ノストランド駅内に入った際に衝突して大きな火花が散り、爆発のような火が上がったという事件を起こした張本人だった。
ブラウン容疑者は、地下鉄路線のロゴが描かれたTシャツや帽子などを身に付け、電車内で撮った写真などを投稿していたという。MTA職員である母親の関与などは分かっていない。