ニューヨーク市の2014年の統計によると、市人口の男女比は53%が女性、47%が男性だという。若干の差ではあるが、これは時に、女性の方がパートナーを見つける競争率が高くなる、女性の〝余り者が〟出てくる…という論議に発展する。
市勢調査の結果を基に、ニューヨーク市の経済調査団体NYCEDCは、一度も結婚したことのない20歳~34歳の独身者を対象に分析を行った。この下位群の中では、男性74万2400人、女性72万9500人と、人口の男女比とは対照的に男性の数が上回っている。
おもしろいことに、その数はエリアによってもかなり変化する。アッパーイーストサイドでは、対象となる独身女性の数は男性の数のおよそ2倍! 女性2人に1人は余ってしまう計算となるため、高級エリアでのパートナー探しは困難となりそうだ。一方、クイーンズ区ジャクソンハイツはその逆で、女性1人に対する男性の数は1・7人。女性は少し安心感を覚え、男性は競合相手の中から一歩抜きん出るために努力が必要になるだろう。男女の数がほぼ均等なのはクイーンズ区ジャマイカとブロンクス区のペラム・ガーデンだという。
出会いを求めるシングル達、良い人とのご縁がないという人は、このデータを参考に遊ぶ場所や引っ越し先を決めてみては? 数を撃てば理想的な人に当たるかも。