向かいの店も違法にガス管延長 Eビレッジの爆発後に発覚

 先月イーストビレッジで爆発したビルの向かいのビルに入居するレストランも、爆発の原因となったレストラン同様に違法にガス管を延長していたとして、このほど立ち退きを命じられていたことが分かった。各ローカルメディアが伝えた。
 市の建築局によると、2番街の128番地にある「ステージ・レストラン」は、部品の違法な取り付けとコンソリデーテッド・エディソン(コンエド)からのガス管を不正に延長、またメーターの超過を理由に今月末までに立ち退かなければいけない。ニューヨーク市によると、このレストランは危険であるにも関わらず、ガス管とパイプを改造していたという。調査職員が同店の地下で許可なしに新しいガス機材が設置されていることを発見し、直ちに危険が及ぶ可能性があるとした。同店への警告は2人が死亡した同26日の爆発があった数日後に出されていた。現在ビルのガスは止められ、ガス管はロックされているが、ビルの管理人が罰金を支払えばガスの提供は再開される。
 同局の広報担当は、「ガス管の延長は違法でありとても危険な行為。ビルの規定に反する」とコメント。立ち入り調査で違法なガス管の設置を発見した場合、コンエドにも通知される。
 管理人側の弁護士のジョゼフゴールドスミス氏は、「ステージ・レストランは抜き打ちの立入検査でガス管の延長を隠そうとしていたところを発見された。また管理人はガスの使用履歴と立ち入り検査の際の写真提供を望んでいる」と述べている。また、調査で同店のガスの使用量が、同様の店で使われる量の平均をはるかに下回ると証明されるだろうと考えている。