「ブライアント」という名称を巡ってブライアント・パーク・ホテルの支配人が建設中のホテルとマンション、「ザ・ブライアント」を商標権侵害で訴えていると16日、ニューヨークポスト紙が報じた。
2001年にブライアント・パーク・ホテルを開業したフィル・ピルベスキー氏、レイモンド・ジンディ氏、およびジョセフ・チャへバー氏によると、「ブライアント」という名称は商標権が取得されており、許可なしで第三者が使用するのは禁じられているという。しかし、現在HFZキャピタル社のジール・フェルドマン氏によって「ザ・ブライアント」と名付けられる予定のホテルとマンションの建設が進んでいる。これを受けてブライアント・パーク・ホテルが同社の「ブライアント」という名称の使用禁止と賠償金5000万ドルを請求する訴訟を起こしている。
フェルドマン氏とピルベスキー氏はマイアミにあるビーチクラブを共同で運営しており、ブライアント・パーク・ホテルおよび、ビーチクラブのインテリアは2人がひいきにしているデザイナー、デイビッド・チッパーフィールド氏が担当している。しかし、ニューヨーク市立図書館の辺り一面に広がるブライアントパークは人気スポットでもあり、そこに一早く開業したブライアント・パーク・ホテルの名称はビジネスパートナーにも譲ることはできないようだ。