オムレツ待たされ激怒 客がマネージャーを暴行

 アッパーイーストサイドにあるダイナーで18日、注文した食事の提供が遅いことに腹を立てた男性客が、レストランのマネージャーに暴行をはたらく事件が起きた。
 警察によるとニコラス・デマティエス容疑者は同日午後4時ごろ、週末のブランチで混雑するダイナー「ボッカ・イースト」でオムレツを注文したものの、1時間以上待たされたことに激怒したという。「ガラスが割れる音と共にお金は払わないと叫ぶ男の怒鳴り声が聞こえた」と目撃者は話しており、デマティエス容疑者は酒に酔っているようにも見えたという。
 ダイナーのマネージャーがデマティエス容疑者を落ち着かせようと駆け寄ったところ、同容疑者はマネージャーの襟元を掴み、バーに叩き付けた。さらに、体の大きいデマティエス容疑者とマネージャーのもつれは外でも続き、マネージャーがデマティエス容疑者に再び突き飛ばされたはずみに歩道を歩いていた高齢者の女性にぶつかり、彼女も道路に打ち付けられた。女性はすぐに立ち上がり現場を去ったが、その現場を目撃した人は「かなりひどく打ち付けられており、けがをしたのではないか心配だ」と話している。
 過去にも窃盗罪などでの前歴のあるデマティエス容疑者は傷害罪で逮捕された。

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