流れ弾がバスの窓を直撃 マンハッタン区イーストハーレムで

 20日午後、マンハッタン区イーストハーレム、103丁目とマディソン街付近で21歳の男性が足を撃たれた事件で、この際発砲された銃弾がMTA(ニューヨーク市都市交通局)のバスの窓などに直撃していたことが分かった。
 流れ弾は、およそ30人の乗客を乗せたマディソン街経由M3路線のバス車体に少なくとも2発当たった。警察によると、どの銃弾もバスの窓や壁を貫通しなかったため、中の乗客にけがはなかった。
 銃弾だとは即座に分からなかったものの、何かが起き、その後外で銃撃戦が起きたようだを悟ったバスの中の乗客らはパニックに陥ったという。
 撃たれた男性はギャングの一員であることが分かっており、近くの病院に搬送されて命に別条はない。この事件で逮捕者は22日午前現在出ていないという。日曜にも、1ブロックしか離れていない同エリアで発砲事件があったが、警察は2件に関連性はないと見ている。