1937年創業という歴史あるデリカテッセン、「カーネギー・デリ」がコン・エド社の立ち入り調査後、違法なガスの使用が認められたとして営業を停止していることが27日分かった。
コン・エドはデリの地下でガスが違法にとられていたことを発見し、オーナーへ報告。その後オーナーはおよそ4万ドル(約480万円)を支払ったという。
イーストビレッジのビルで2名が死亡したガス爆発の原因が、違法なガスの使用だったことから事故後、コン・エド社は市のビルの調査に乗り出していた。
デイリーニュース紙によると、7番街と55丁目にある同店に電話をかけると「現在、修理のため一時的に店を閉じています」と留守番電話が応答するという。
カーネギー・デリは、全米でもっとも有名なデリとも呼ばれる超有名店。1パウンド(約0.45キロ)ものパストラミなどの肉をはさんだサンドウィッチ「ウッディ・アレン」がシグネチャーメニューだ。ウッディ・アレン監督がメガホンを取った1984年のモノクロ映画、「ブロードウェイのダニー・ローズ」のロケ地になったことにちなむ。