今月25日ネパールで大地震が起き、大きな被害をもたらしたことが世界中で報道されている。現地から遠く離れたニューヨークでは26日、クイーンズ区に暮らすネパール人コミュニティの人々が母国を思い祈りと募金活動を行う集まりを催した。
この日、同区ジャクソンハイツのダイバーシティプラザで行われた集まりには約200人が参加し、祈りと共に募金活動を行い1万2000ドル以上を集めた。
集まりの開催に協力したプラレイ・ラジ・バーンダリさん(30)は、デイリー・ニュース紙のインタビューに対し「母国のために今できることはお金を集め送ることだと皆の意見が一致した」と話し、母国の状況を思いやった。バーンダリさんの家族は全員無事だったが家を失ったため、「心配でたまらない」とも話している。
また同シティプラザの近所でレストランを共同経営するハリ・アチャラさん(35)も「遠く離れた母国に住む家族の安否を確かめるのは、現地が混乱しているため時間がかかりとても大変だった」と同様に訴えた。アチャラさんのレストランは今回の集まりに募金をしたが、この他にも寄付金集めの催しを行う予定だという。