第9回ジャパンデーに5万5000人 AKB48のパフォーマンスも

 マンハッタン区のセントラルパークで10日、「第9回ジャパンデー@セントラルパーク」が開催された。
 毎年様々な角度から米国の人々に日本を紹介するイベント。日中の気温は28度まで上り、まさに“日本晴れ”となったこの日、およそ5万5000人が同イベントに訪れた。
 今年も2部構成となり、第1部の「ジャパン・ラン」は5580人が完走、第2部「ジャパンデー・フェスティバル」ではフードテント、アクティビティーテントが設置された他、ステージパフォーマンスが行われ、来場者たちは様々な日本文化を体感した。
 毎年大きな盛り上がりをみせるステージパフォーマンスでは、ニューヨークを拠点に活動するアーティストを中心に11組がパフォーマンスを披露。太鼓、盆踊り、殺陣などで観客に“ジャパニーズ・スピリッツ”をアピールした。
 今年の目玉でもあったAKB48を一目見ようと足を運んだ人も多く、日本を代表するアイドルグループの登場で会場の盛り上がりはピークに達し、6人のメンバーが大ヒット曲「ヘビーローテーション」など6曲を歌い上げた。
 昨年ニューヨークに上陸したダンススタジオ「EXPGダンス&ボーカルスタジオ」の育成プログラム参加者によるグループ、EXPG Boyzは、新星ながらニューヨーク仕込みのダンスと歌で注目を集めた。
 アートコンテストの特別審査員を務めた大江千里さんは「毎年進化していることが感じられる同イベントを通じて、たくさんの方々に日本の良さを感じてもらえれば嬉しい」と笑顔で語った。
 在ニューヨーク日本国総領事館の髙橋礼一郎大使は「天気にも恵まれ、たくさんの人たちが集まってくれて嬉しい。来年で10周年を迎えるこのイベントが、ニューヨーカーと日本人の交流を深めるためのきっかけの一つになってくれれば嬉しい」と述べた。

取材に応じ、「ニューヨークは初めてだけど大好き」と語るAKB48のメンバー。(左から)平田梨奈さん、大島涼花さん、小嶋陽菜さん、武藤十夢さん、岩立沙穂さん、野澤玲奈さん


ステージで歌を披露するAKB48の小嶋陽菜さん(左)と平田梨奈さん


歌舞伎の隈取りを体験


着物をイメージした服で来場


ローラーを使ったライブペイントでマンハッタンを描いた、さとうたけしさん

アートコンテストの特別審査員を務めたミュージシャンの大江千里さん