11日、ニューヨークの地下鉄の券売機に不具合が生じ、多くの利用客からインターネット上に不満の声が上がった。
ニューヨーク州の都市交通局(MTA)によると、システムの不具合が報告されたのは同日午前。MTAは午前6時39分、公式ツイッターで、一部の券売機が故障し復旧に向けて作業中である旨を伝えた。
管内の100を超える駅に設置された券売機でクレジットカードやデビットカードが使用できなくなり、現金のみでしか支払いができない状態が続いたことに加えて、E、A、M、G、4、5、6番線で遅れが出たため、月曜日の慌ただしいラッシュアワーに混乱を招いた。
券売機が現金しか受け付けない状態が長時間続いたことに対し、「券売機が故障中。いつもの“信号機の故障による電車の遅れ”のようだ」「券売機がカードを受け付けないなんて、一体今は何世紀だ?」と乗客らの不満の声がツイッターに多く寄せられた。
MTAは午前9時30分ごろ、今回の不具合の原因を同システムのネットワークを管理するベライゾン側に起きた機能障害と説明した。しかし原因が特定されないままトラブルは午前中続き、午後3時44分になりMTAは「今朝早く報告された不具合は解消され、メトロカードの券売機はすべて通常通り販売を再開している」と発表した。なお、原因は調査中で、影響人数も不明だという。