ブルックリン区グリーンポイントで音楽の演奏とフードベンダーが楽しめるとして人気のブルックリン・ナイトバザールが、賃料高騰のあおりを受け、2年半続いた開催場所の倉庫から出て行くことを決めたと各メディアが伝えている。
ニュースサイトのゴッサミストによれば、倉庫の大家から現在の賃料の約10倍の値段を提示され、バザール開催者は受け入れ不可能と判断した。この金額で新たに入居するテナントはBMWのショールームだという。
同バザールは好評のため、クイーンズ区ロッカウエイのリイズパークビーチを2つ目の開催地として検討していたところで、今回立ち退きの告知を受け、急きょ同ビーチを新たな開催地とする決定を出した。
開催者側は夏季のリースを今後5年間確保しており、毎年5月1日からレイバーデーまで毎日マーケットを開催し、週末には音楽の演奏が楽しめるという。入場はこれまで通り無料。
なお現在のバザールは23日までで、翌週メモリアルデーの週末からバザールは「リイズパークビーチ・バザール」として新たに出発する。
同バザール設立者のひとりアーロン・ブラウドー氏は「今後も一年中開催できる場所を探していくが、これだけ賃料が高騰しては、ブルックリンへ戻ることは難しいだろう」と話している。