ジャパン・パフォーミング・アーツ・インクはこのほど、日本への観光客に日本各地の郷土芸能を伝える主旨で、今夏から各地で継承されている歴史ある郷土芸能をウェブサイト上で紹介すると共に、数百年続いている「石見・芸北神楽」の保存会を立ち上げた。日本でたくさんの人々を魅了してきた、伝統と創造が調和する石見・芸北神楽がニューヨークでも受け入れられるよう、常時、舞う人、楽人(演奏)、裏方を男女問わず募集している。
神楽には多数の種類があるが、里神楽である「石見・芸北神楽」は島根と広島の県境に位置する200を超える神楽社中・団体が舞う人気の神楽芸能。
ニューヨークでは、今年11月21日にジャパン・パフォーミング・アーツ・インクが主催する劇場イベントで、作年ユネスコ無形文化財に登録された島根県の石州和紙を使用した17メートルにもなる大蛇が登場する演目「大蛇」を披露する予定。同イベントではスクリーンとナレーションを通して、神楽が育まれてきた島根県、広島県の地域の特色も紹介する。
プロのダンサーや音楽家でなくとも、伝統芸能に興味のある人なら誰でも歓迎。演奏は、大太鼓、小太鼓、手拍子、横笛の4種類。練習は毎週行っている。
同会に参加して、日本の伝統芸能の継承に一役買ってみてはいかがだろう。問い合わせは担当濱田まで電話(212―262―0234)またはEメール(info@japanperformingarts.org)で連絡を。