地域ごとのドメインのウェブサイトの活用を進めようと、ニューヨークのビル・デ・ブラジオ市長が「.nyc」で終わるホームページアドレスの設定を推進していると15日、各メディアが伝えた。
インターネット上でホームページアドレスのURLは「ドメイン」と呼ばれるが、最近「.nyc」のドメインを使用したホームページアドレスに注目が集まっている。過去6カ月の間に「.nyc」を新たなドメインとして開設したホームページは7万サイトを超えており、この数は「.london」に設定された6万のサイトや「.tokyo」の3万7283サイト、およびドイツの都市、コロン独自のドメイン、「.koeln」使用している2万2624サイトを超える数だ。ニューヨーク以外の米国内の都市でドメイン使用数がトップテンに入っているのはラスベガスで、1万4231サイトが「vegas.com」を使用している。
これを受けてデ・ブラジオ市長は、ドメイン「.nyc」の使用拡大を狙いニューヨーク内にある各地域からドメイン取得の申請を受け付けることを発表した。「.nyc」のドメインの使用申請を行えるのはNPO団体や地域グループ、事業グループなどで、400サイトが新たに「.nyc」のドメインを用いて開設される予定。ニューヨーク市の開発事業担当者であるジェフ・メリット氏は「このドメインが市のために活用されれば」と話している。