「友達にアピールしたくて」爆破予告 スタテン島の学生を逮捕

 インターネット上で知り合った友人らの気を引き自慢する目的で、スタテン島にある高等学校を爆破するとの予告を繰り返したとして、ニューヨーク市警察(NYPD)は同島在住の少年(15)を逮捕したとデイリー・ニュースが伝えた。
 NYPDによると、少年は14日朝「学校の敷地内に4つの爆弾を仕掛けたので、爆発する前に全員を避難させた方が賢明だ」とする内容の手紙を、シービュー地区のスーザン・ワグナー高校の校長宛てに送った。このため同校では全員避難の措置を取った。
 その後、NYPDの爆弾処理班が出動し校内の探索を始めると、すぐに「探知犬を連れての捜査、お疲れ様」との電子メールが校長宛てに届き、さらに18日には「一つも爆弾を見つけられなかったので、20分後にすべて爆発させる」としたメールを送付した。このため再び同校は全員を避難させたという。
 少年は、その翌日午前9時51分に学校へ電話をかけ「この高校を爆破する。今すぐ避難しろ」と脅迫し、またもや全員避難の措置が取られることになった。
 少年は同日逮捕され、調べに対し「ネットで知り合った複数の友人に自慢しようと脅迫を思いついた」と話している。
 同島では同じ日に、この他3つの高校で偽の爆発予告があり全員が避難する事態となったが、この少年がこの3件にも関与したかは不明で、NYPDが調査を進めている。