26日、100万ドル(およそ1億2400万円)のニューヨーク州宝くじに当選したブルックリン区の女性が、当選金を横取りされたとして実の娘を同区高位裁判所に訴えた。
原告のバーバラ・キレスさん(51)が同紙に語ったところによると、キレスさんは2012年11月27日、同区ベンソンハーストの自宅近くの店でスクラッチ形式の宝くじを購入し、100万ドルが当たった。キレスさんは自分が万が一死亡した場合、また相続でもめることがないよう、娘のリンザ・フォード被告(21)に、当選金が20年間にわたり毎年5万ドルずつキレスさんの口座に振り込まれるよう自分の代理で手配させたという。
また同区86丁目のサンタンダー・バンクに貸し金庫を借り、キレスさんが金庫を自由に利用できるようにも手配した。だが昨年11月、キレスさんの銀行口座の残高がなくなり、宝石など含む貴重品を入れた貸し金庫へのアクセスも拒否されたという。一方で被告は宝くじを購入したのは自分であり、銀行口座も自分のものだと主張している。被告は100万ドルの宝くじ当選者として12年12月中各メディアから取材されていたが、キレスさんはそれを知らなかったという。