自転車シェアリングサービス、シティ・バイクを運営するモチベート社が、市内で不足するシティ・バイクの問題を早期に解決しようとこのほど、州外から自転車の修理技術者を呼び寄せた。
最近までシティ・バイクの修理を担当していたアルタ・バイシクル・シェア社は手間のかからない小規模な修理を優先させていたため、長期にわたる修理を必要とする自転車は放置されたままで、その数は900台に上っていた。そのため、ニューヨーク市全体でシティ・バイクの数が不足しており、利用者が増える夏本番を迎える前に問題を解決しようと、技術者12人がシカゴやワシントンD.C.から呼び寄せられ、およそ2週間前から午後11時〜午前7時まで修理に取りかかっている。加えて、モチベート社はさらに30人の修理技術者を採用しており、自転車に適したシーズンが始まってからも需要に応えられるよう、最大限の努力を図っているという。
シティ・バイクは普通の自転車と仕組みが異なるため、なじみのない技術者が修理を行うのは困難だという。一般の自転車修理店の技術者だと1日に多くても8台しかシティ・バイクを修理できないというが、今回集められた技術者たちは1日に10〜12台の修理を完了することができる。モチベート社は「修理は順調に行われており、残りはあと全体の10%ほどだ」と話している。