路上の格子に注意! 鍵拾うために落下したが無事
クイーンズ区ロングアイランドシティで2日朝、男性が路上の地下鉄換気口である格子から20フィート下へ落下し、駆けつけたニューヨーク市消防局(FDNY)に救助される事件が起きた。幸いにも男性は軽傷で済み、手当を受けて帰宅したという。
ニューヨーク市警察(NYPD)によると、この男性は格子のすき間から鍵を落としてしまい、拾うために格子を外したところ、落下したもよう。事故について、NYPDは「今回は逮捕や起訴に至らなかったものの、地下鉄換気口の格子を勝手に外しニューヨーク州都市交通局(MTA)の所有地である場所へ侵入することは、器物破損行為や不法侵入の罪に問われる恐れがある」と警告している。
MTAの広報担当者は「通常、格子は固定され施錠されているため、こうした落下事故は大変珍しい」と話している。
過去数年に起きた大きな落下事故では、2009年5月にブルックリン区にある学校の前で30人以上の女子生徒らが集合写真を撮るために格子の上に乗った際に落下。数人の生徒が負傷し、安全管理を怠ったとして学校がその責任を問われる事故が起きていた。