10周年記念し、ディナーガラ 五絆ソサエティ

松久信行氏とデビッド・ブーレー氏


 日米の食文化交流の架け橋となるため2005年より活動を続けているNPO法人、五絆ソサエティ(The Gohan Society)は4日、創立10周年と「和食」のユネスコ世界遺産登録を記念し、初となるディナーガラをマンハッタン区ミッドタウンのソニークラブで開催した。
 レセプションでは、「Bouley」「Boulud Sud」「GRAMERCY TAVERN」「NOBU」などの有名レストランが同イベントのために用意した特別メニューを提供し、「一保堂」や「LADY M」などもオリジナルの一品で来場者をもてなした他、ソニークラブの寿司バーもオープンした。

ウニに青リンゴの風味のムースとキャビアがのせられた、Bouleyの贅沢な一品


 また、長年にわたる功績に感謝を込め、NOBU/Matsuhisaレストランオーナーシェフの松久信行氏、Bouley/Brushstrokeオーナーシェフのデビッド・ブーレー氏の両氏を「Washoku Ambassador」としてディナーの席で表彰。The Gohan Societyシェフズスカラシッププログラムにて、今年9月に日本研修へ行く4人のアメリカ人シェフも発表された。
 イベントの収益はすべて今年のシェフズスカラシッププログラムの運営費用となる。
 五絆ソサエティ代表の川野作織氏は、「ここまでやってこれたのは、皆様のおかげ。会場のソニークラブをはじめ、どのレストランも無償にもかかわらず快くイベントに協力してくれ、本当にありがたい」と取材に応じた。

GRAMERCY TAVERNのブース