ミッドタウンのグランドセントラルから徒歩数分のところに診療所を構える「ジャパニーズ・アメリカン・カイロプラクティック・オフィス」では、親日家のカイロプラクター、ロバート・F・コレス医師が丁寧に診療をしてくれることで知られており、多くの日本人や米国人の患者が通っている。
豊富な経験を持つカイロプラクター
「歯科医が虫歯を治すように、カイロプラクターは骨や筋肉の位置を調整して、体の機能を治します」と笑顔で語るコレス先生。機能を治すとは、薬や手術に頼らずに科学的かつ自然な方法で体を健康で正常な状態に戻し、維持していくこと。また骨格の歪み、特に背骨の歪みを医師の手のみで矯正し、体の機能を回復させて健康を増進させようとする治療法。
マッサージや鍼灸と混同されることも少なくないが、米国では一般的に広く知られており、国際基準の学位を取得している医師が行っている。コレス先生は、ニューヨーク・カイロプラクティック・カレッジを卒業し、1981年からニューヨークで開業、30年以上の豊富な経験を持つカイロプラクターだ。背骨のゆがみが原因となり起こる肩や首の痛み、頭痛、坐骨神経痛、しびれなどの治療経験が豊富。
現代人の多くは背骨のずれによる問題を抱えている
コンピューターを使い仕事をする人がほとんど、と言っても過言ではない現代は、肩や首に痛みなどの問題を抱える人が多くいる。日々の生活様式の中で考えられる原因は、①デスクに向かい、前かがみの姿勢を長時間続けることで、首が正常な位置からずれて猫背になっていく。それが次第に筋肉の緊張を高め疲労になる②デスクワークは、体を動かす機会が減るので、体力不足につながり、ストレス、食欲不振、筋肉痛、イライラとなり、これらが首につながっている神経から痛みとして伝わる③成人を過ぎると徐々に体が衰えていくため、適度に運動をしないと首や肩の筋肉も弱っていくーなどが考えられるという。
また、一般的に背骨と呼ばれている脊椎骨(せきついこつ)の歪みは、転倒や転落の衝撃、継続的な悪い姿勢、偏った食生活による栄養不足、ストレス、疲労などのさまざまな理由からなる。また背骨のずれにより骨盤がずれると、体全体のバランスにも影響し、その歪みからくる変則的なストレスで、背骨がさらに曲がるのが一般的にみられる症例だという。しかし、ほとんどのケースはそこまで大きな問題となるようなものではなく、早期であればあるほど早く健康な状態に治せるという。
1回目の診察は、患者が記入した診療申込書を見ながら丁寧にカウンセリングをする。その後、検診をして、レントゲンを撮るのだが、患者によっては、カウンセリングのみで終わり、2回目に訪れた際に次のプロセスに移ることも多々あるという。これは、コレス先生が患者としっかり話をして、「どこがどのように痛いのか」などを丁寧に細かく聞き、不安やストレスを患者にできるだけ与えないように常に患者の立場に立ち、治療をしているからだ。また、カウンセリングを適当に終わらせ、レントゲンも一切使用せずに、初回から治療に入る医師もいるというので、コレス先生がどれほど細心の注意を払い治療を行っているかがうかがえる。信頼関係を築くことに重きを置き、とても親しみやすい人柄からも、多くの日本人をはじめとする患者から信頼を集めていることがよくわかる。
90パーセント以上の頭痛や肩凝りは、改善できる
カイロプラクティックの効果は千差万別だが、初回の数分の治療で体の悪いところがすっかり治ってしまう人も少なくないため、“奇跡の治療”と言われることがよくある。また完治しても、矯正された健康な状態を長く保つために月1回はメンテナンスに訪れる人も多くいるという。
頭痛の多くは、首、肩の筋肉の緊張、首から頭部へつながる神経の圧迫によるものなので、この緊張や圧迫をカイロプラクティックで改善すれば、90パーセント以上の頭痛や肩凝りは解消されるという。マッサージへ頻繁に行っているがあまり効果が得られない人は、一度コレス先生に診てもらう価値がありそうだ。
「患者さんにより治療の方法や回数は違いますが、常に最善を尽くして治療をしています。安心して、いつでも診療にいらしてください」と常に笑顔を絶やさない、優しい人柄が印象的なコレス先生の元へ、なかなか体の調子が良くならない、慢性的な首や肩の痛みがある人などは、診療に行ってみよう。
ジャパニーズ・アメリカン・カイロプラクティック・オフィス
Dr.ロバート・F・コレス
211 E 43rd St, Suite 609(bet 3rd & 2nd Ave)
月・水・金:11am~8pm ※日本人スタッフが常時対応
212-697-3401